医療人たるもの・・・
京大は秀才の集まりだけあって勉強となるとだれも徹底していました。
猛勉などということばで言い表せないほど勉強しました。
そして、ほとんどの学生が経理 転職などそれなりに進路を決め、蛍雪の功なり、めでたく卒業式を迎えたのです。
滝川博士としては自分の息子同様の青年たちを社会に送り出すに際し、戦後教育が回避してきた部分・・・自からを律する倫理教育の欠如・・・に光を当て、それを博士独特の論法でひとひねりして「タダ酒は飲むな」と説かれたのではないでしょうか。
いずれにせよ、タダ酒から連想されることは好ましいことではありません。
社会人として心すべきことで「痛いところを突かれたなあ」という感じで、しかも簡にして要を得たことばであるので忘れがたいものです。
さて、医療人は職業柄たえず自分の身の回りを清潔にしておきたいと思いますがどんなものでしょう。
水野さんは『医者が患者に見放されるとき』という本のなかで「医師がモラルを問われるとき」と題し次のような事例を紹介しています。
「T大のE教授といえば知らない人がいないくらい著名である。
このE教授をある日、レストランにお連れしたことがある。
この時はとても喜ばれたので、こちらも楽しかった」。