国際条約としてのガット 7
もっとも、日本の場合にはこうした祖父条項に基づくガット義務の免除は原則的に存在しないという立場をとっており、その限りでは問題が生じません。
しかし、他の多くの国々ではこれに基づく義務免除がかなり広く行なわれており、それが対日差別の一つの根拠となっているのです。
ガットは加盟国間の貿易関係を律する基本ルールを具体化したものであり、一般に自由・無差別の国際貿易を促進することを目的としているといわれています。
とするならば、それはガット条文のなかにどのような基本原則として具体化されているのでしょうか。
一般にガットの基本原則と呼ばれているのは、
(1)最恵国待遇(Most-Favoured-Nation:MFN)
(2)内国民待遇
(3)数量制限の一般的禁止
(4)関税主義
(5)相互互恵主義
以上の五点です。