お野菜「フダンソウとビート」・・・その3
一八一〇年、ナポレオソは〈大陸封鎖〉を強化しました。
イギリス製品をヨーロッパの全港から締め出し、イギリスを経済的に破綻させ、屈伏させようとしたのです。
そのためヨーロッパは砂糖不足におちいりました。
そこで皇帝ナポレオソは自国の学者たちに不足分の砂糖を得る方法を考えるよううながしました。
ビートから砂糖をとる案が出されたが、科学アカデミーは反対の立場をとり、この案をしりぞけました。
科学アカデミーはよく誤りをおかします。
砂糖の不足に恐れをなし、ナポレオソは戦略を変えました。
一転して砂糖をイギリスから買い、余ったものをかなり値を上げて、つまり利益分をたっぷり上乗せして、他のヨーロッパ諸国に売りつけようとしたのです。
むろん、ヨーロッパ諸国は税金を意のままに徴収されるようなもので、憤然としました。